もぐもぐバナナ

日々思うことを書き散らかしたいブログ

箱根駅伝みながら

スポーツなんて全くできないしそのせいで興味もないんだけど(やるのも見るのも)、箱根駅伝だけはなんとなく気になって見てしまう。とはいっても起きたらもう3区とか8区とかなんですが。まあ駅伝はルールが分かりやすくてよいですね。ゴールに向かって走るっていう。ひたすらストイックに走る、ってすごいし、大学の四年間をドンだけこれに費やしたんだろうとか思う。しかもこの日に合わせて最高のコンディションに持っていかないといけないわけだし、すごいプレッシャーだな。自分が学生の頃こんな頑張れただろうか、とか思う。だらだら大学行ってだらだら過ごして毎朝起きれなくて一コマ目はほぼ出席できてなかったなあとか、卒論も中途半端で教授にヤレヤレって感じで卒業させてもらった気がするなあ。あのころは自分がダラダラしていたのは一応自覚していて、親の金で大学行かせてもらって四年間社会に出るのを先伸ばしさせてもらってるぐらいの気持ちだった。卒業してモラトリアムがいよいよ終わって社会人になるのがこの世の終わり、人生の墓場みたいな絶望的な気持ちだったな。つっても就職して一年ぐらいはその気持ちが消えなくて(まあこれは単に私があまりに仕事できなくてうまいこと流れに乗れてなかったってのが大きいけれど)もう修行僧のような気持ちで、心を無にしてやってたなあ。

 

あとは箱根のコース、いろんな道を通るわけだけど、私は結構いろんなところに転々と住んでたので、懐かしい駅名を聞いたりすると突然過去がぶわっと甦ってきてなんとも言えない気持ちになる。あの頃住んでいたレオパレスは今どうなっているんだろうとか、もう会うこともないグダグダで終わった元カレとか、いや元カレもどきとか。そういや私は割と嫌な気持ちをぶり返して再び不快になることが多い粘着性格なので、いまなんだかモヤモヤしてきている。そいつにというより、そんな男にドップリはまっていた自分にゲンナリしているようなそんな気持ち。ずいぶん惨めで見苦しい恋だったし自分がいかに右脳人間かって嫌っていうほど思い知ったし、一般的に見たらただのバカだったなあという情けなさと、あのままいってたら間違いなく破滅してたっていう恐ろしさを今更ながら実感して震える。それと同時に、いまはあのときよりは穏やかだななんてホッとしたり、そんなとりとめのないことを。

ダラダラ思いながら、駅伝を見る。って見てるけど見てないなこれじゃ。

 

そして監督の采配はあるにせよこんなストイックに自分を追い詰め限界までがんばった経験を持ったこの青年達は、これからどんな大人になるんだろうなあなんて思う。